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18:00よりホテルセンチュリーイカヤ(直江津駅付近)にて懇親会を予定しております。詳細は12月15日までにホームページ(http://www.rinkyokyo.com/)にて紹介いたします。

予定表(A会場;講義棟101

受付 9:30〜14:30 この時間において発表資料を配付しております。

なお、途中入場・退場は自由です。一人の持ち時間は準備・発表・質疑応答を含みます。

開会 9:50

開 始時 間

氏名・在籍校・テーマ

説明

1000

吉 田  正

長崎県佐世保市立相浦中学校

理科授業における子どもの学びの支援に関する基礎的研究

理科の授業において,子どもたちはそれぞれ固有の考えを出発点にして,他者とかかわりながら科学的な知識を構成する。しかしその過程においてつまずいてしまう子どもがいる。それらの子どもの学びを成立させるために,対話的な支援を中心とした教師のあり方を明らかにしたいと考えている。そこで今回は,授業の中で教師が子どもへかかわる場面の分析からその足がかりを報告する。

1025

粂 田  哲

上越教育大学大学院

理科実験おける生徒と教材との関わりについて

中学校の理科実験において、教師のねらいと生徒の意識が一致するのはどんな場面か、また、一致していないとしたらどんな原因が考えられるのか。生徒と教材との関わりを中心に参与観察を行い、現段階までに見えてきたことを報告する。

1050

濱  秀 彦

長野県信州新町中学校

教科書を通してみた子どもの学びの視点

本研究は教科書のテキスト文を取り出し、どのような表現の時に子どもの思考にコミットするのか調査したものである。創意工夫されて編纂された教科書の文章であるが、子どもの視点から検証すると問題が見える。たとえば、具体性を欠くあいまいな表現にとまどい、実験が進まなくなったりする場合が何度も発生している。さらに、子ども達が初めて聞く理科的な言葉が出てきたりすると、文によっては73%もの子どもが教師の説明なしでは理解できないことも判明した。

1115

川 上 明 宏

長野県上松町立上松小学校

身のまわりの水溶液の変化を見つめる子どもの視線

理科学習において、「教材」は教師と共に子どもに数々の情報を与え、学びを成立するための助けになっている。本研究では、「水よう液の性質」の単元を身近な教材を用いて展開することで、子どもが教材とどのように対話しながら学びを深めるか調査を行った。その結果、子どもたちは、目の前にある身近な教材と対話しながら、様々な現象を「理解・表現」し考えを深めていることが明らかになった。

11:40

休憩・昼食

 

午後の部

1240

藤 本 和 浩

静岡県立湖西高等学校
生物教育における保健教材の活用に関する試み

中学校保健教科書に記載されている環形動物を用いた喫煙の害を示す教材を用いて、高等学校における生物TBおよび生物Uの授業実践を行った。授業時の発話記録およびアンケート調査等の分析から、本教材を血管収縮・筋収縮モデルとして生物授業に活用することで、生徒の学習内容の具体化・一般化が促されることが明らかとなった。また、喫煙に関する態度・Beliefを質問紙法により調査した結果、授業に喫煙防止効果が認められた。

1305

佐 藤 誠 也

岩手県立不来方高等学校

ノート指導を活用した生徒理解と自己認識に関する研究

本研究では、生徒が自主的、主体的に学習に取り組み、自然認識を理解したうえで、さらに自己認識を深めていくことを最終目標とする。そのための方法のひとつとして、学習ノートを活用した個別指導のあり方と生徒理解の方法を明らかにすることを目的とする。

1330

青 山 康 郎

長野県松本市立開智小学校

話し合い活動における児童相互のかかわりについての一考察〜発話者の視線に着目して〜

研究内容…小学校高学年になるにつれて、自分の考えや思いを語ることに消極的な子どもが増えてくる。発言の自己効力とスクールモラールとの相関から、話し合いの場で自分の思いを語れることが学校生活に対するポジティブなイメージにつながる一つの要因になるのではないかと考え、小集団における話し合い活動の場を観察した。発話者の視線の動きと話者交替の視点から、発話を促す場について探る。

1355

休憩

1405

辺土名 智 子

沖縄市立山内中学校
中学生の人間関係構築と学びの変化の関連性について

学習者に学習目標を明示し,グループ学習時の活動内容の選択や進度の自由度を高めた場合に生じる会話や行動の分析を行い,グループ内の学習者間の関係変化とそれに伴う学びの変化の実態を明らかにすることを目的として参与観察を行った.教師の指導観・学習観を反映した教師発話が学習者の発話・言動に影響すること,学習者間の関係変化に伴うグループ内会話の段階変化がみられること,グループ内会話内容の変化に伴って学習意欲や態度の変化が生じることが明らかになった.

1430

久保田 善 彦

茨城県つくば市立吾妻中学校
理科学習における話し合いと科学的意味の構築に関する研究

小集団での話し合い活動における意味生成を,発話の順番取り(Turn-Taking)から分析した。理科授業の話し合い場面では,数多くのオーバーラップ発話が存在し、活発な話合いほどオーバーラップ発話が数多く出現していることがわかった。オーバーラップ発話から,思考の同調による科学的意味の構築過程を考察する。

1455

冨 田 昌 弘

愛知県蟹江町立新蟹江小学校

子どもの生活空間認識の広がりを促す授業のあり方に関する基礎的研究

子どもたちがどのように住んでいる身の回りの世界を認識していくのかを,手描き地図やアンケート、フィールドワークを通して明らかにする。それに加え,小学校3年生の社会科『校区探検』の授業でうかがえる子どもたちの会話分析を行い、探検の過程でどのように空間認識を広げているのかを明らかにするとともに、より有効な授業のあり方を考察する。

1520

休憩

1530

井上 幸信

新潟県新潟市立有明台小学校

音声言語が思考に及ぼす影響に関する考察

学習という行為は多分に言語に影響される。これは国語の学習に限らず、あらゆる学習場面において言語能力・言語運用が学習の達成の成否に関わっているということである。本研究では言語活動の不具合が算数の学習の成立を阻害する原因となった事例の検討を中心に、学習場面における言語と思考の関係について考察する。

1555

池 田 仁 人

静岡県榛原郡吉田町立中央小学校(兵教大大学院連合学校教育学研究科 博士課程)

生活科における子どもの思考・表現の分析−言語・活動場面の違いに着目して−

本研究は、低学年児童の、生活科活動中における様々な考え方や力について、言葉を手がかりにして明らかにすることを目的とする。また、教師の周辺・子どもだけの場という、活動場面の違いによる、考え方や発揮される力の相違についても調査した。結果として、子供たちの発言を、5つのカテゴリにあらわし、どのような考え方や力が発揮されているのかを分類することができた。子供たちには、科学的な思考に発展しうる「知的な気付きの萌芽」も確実に育っており、生活科においては、情緒的支援だけでなく、科学的思考育成面での支援も重要視されるべきではないかという結論に達した。

1620

感想・意見発表

1630

閉会

予定表(B会場;講義棟102

取扱はA会場に準ずる

開会 9:50

開始時間

氏名・在籍校・テーマ

説明

1000

1025

石 崎  隆

新潟県上越市立春日小学校

児童の知識・理解を確実にするために、集団活動を活性化する支援方法について

教育現場で、学びあいを試みる授業は多い。しかし、教師は学びあいにより子供たちが積極的に活動はするものの、知識・理解の習得に影響があるのではないかと取組に疑問を抱いている。そこで、 小学校5年生の「流れる水のはたらき」を中心に授業を行い、ワークテストにおける知識・理解の成績と学びあいを行う授業中の会話を関連させて分析した。そして、知識・理解の習得と学びあいを成立させる環境について報告する。

1050

太 田 秀 人

千葉県市川市立中国分小学校

学び合いが成立するための各学習集団規模の役割と関わりにおける研究

小集団・(中集団)・大集団の関わりを通して、問題(課題)や思考が共有化されてくると考える。大集団としての学び合いにおいて妥当性を確認するために、小集団に戻す必要性も出てこよう。このような各集団規模における役割や共有化される要因について授業分析を行い考察したものの中間報告を行う。

1115

片 桐 史 裕

新潟県立高田商業高等学校

高校生の共同作文編集における学び合いの研究

作文は個のものと考えられている。個人の意見や感想を1人でまとめ、文字を並べる。学校教育の中では、作文を学ぶ場は生徒対教師の1対1での関係のみだ。しかし、職業作家が本を出版する時に行われているのは、作家対編集部という1対多の関係の作業だ。多くの人の「感動」を呼ぶ文章を作るには、複数の人間で作文に対してアドバイスし合った方がいいのではないだろうか。 そのような考えから、複数の生徒で「個」の表現である作文をアドバイスし合う「編集作業」において、「個」と「他者」との関わりを観察し、変化する「個」と変化しない「個」を明らかにし、言語表現指導のあり方をさぐる。

11:40

休憩・昼食

 

午後の部

1240

小 林 秀 樹

新潟県上越市立城北中学校

中学校理科における異学年の学び合い

〜教科学習の実践を通して〜

本研究では、中学校理科での授業実践を通して、異学年集団の教科学習での有効性について考察することを目的としている。

従来、学年が違う集団が一緒になって学習することは非常に難しいと考えられてきた。特に教科学習においては、知識や経験、立場の違いがあり、上学年と下学年がお互いに「学び合う関係」は成立しにくいと考えられてきた。しかし、実際に異学年集団で授業実践するなかで、同学年集団では見られなかった生徒の学びの姿が見られ、異学年で学習することを教科学習に取り入れる有効性が明らかになった。

1305

木 下 潤 児

長野県飯田市立浜井場小学校

異学年集団による学習の成立に関する研究

異学年集団による学習は,生活経験や学習経験に大きな差がある子どもたちによって行われる学習である。本研究は,異学年集団による学習を総合的な学習の時間に実施し,そこで見られた子どもたちの相互作用について分析することを通して,異学年の子どもによる学習がどのように成立していくのかを調査した。その結果,上学年の子どもは,問いかけという発話を用いて下学年の子どもに関わるとともに,下学年の実態に合わせた行動で学習を進めていったことが明らかになった。

1330

金 崎 鉄 也

石川県珠洲市立正院小学校

学習者主体の学びの意味を問う

学習集団が教師に指導されながら進める学びと、子ども主体で(子ども自ら)進める学びの意味の違いは何か? 異学年総合「テーマ別学習」の学習過程における異学年集団の学びを通して、子どもの学びのあり方を問い直し多様な学習形態による学びの必要性について提案する。

1455

休憩

1405

水 落 芳 明

新潟県上越市立春日小学校

情報教育における学び合いの研究

日進月歩で進歩を続ける情報通信技術。それに対応するには苦労して研修するしかないと思ってはいませんか?PCが操作できなければ情報教育できない、と思ってはいませんか?そんなことはありません。PCが苦手な先生でも、すぐにできる情報教育システムについて報告します。

1430

藤 井 喜 英

埼玉県立大宮武蔵野高等学校

社会からの学校支援−地域ボランティアとして参加して−

「生きる力」「特色ある学校づくり」さらには「総合的な学習の時」の新設により,学校と社会との連携が推進されている。本研究では,NPO,地域の人材活用について,具体的には高校の理科師が小学校の授業に参画する(異校種人材活用)ことがどのように可能か,昨年度からの活動から担当者自身の振り返り,子どたちの学びの実態,受け入れた学校や教師の反応など,学校と社会の連携の問題点と課題を検証する。

1455

小 関 奈津子

上越教育大学大学院

学校支援活動組織を活用した学びの様相

総合的な学習の時間の導入により、地域に根ざした学習を展開するにあたりNPOに所属するような専門性の高い外部講師などを活用する学校が増えてきている。そこでNPOなど外部の方々が与える生徒への影響と学校に与える影響の分析経過を報告する。

1520

 

休憩

1530

湯 本 文 洋

長野県浅科村立浅科小学校

理科教育におけるジェンダーの研究

本研究では、ジェンダーを強化していると指摘される学校現場をフィールドとし、小学校での理科教育におけるジェンダーの実態を会話・行動より明らかにし、更に次年度の追跡調査において、自己モニター、ロールプレイングにより理科学習における、児童のジェンダーに対する変容を明らかにすることを目的とした。その結果児童相互の会話・行動分析から、ジェンダー的会話・行動が随所に現れていることが明らかになった。また自己モニター・ロールプレイングを導入することにより、教師が特別な手法を用いなくとも子どもたち自ら改善策を講じ、変容が見られることが明らかとなった。

1555

松 下  尚

磐田市立磐田南小学校
子どもの学びの過程からみたジェンダーフリー教育

心の教育が必要とされる現在の教育界の問題の一つとして、人権教育ともかかわるジェンダーの問題が挙げられる。男女共同参画社会基本法の制定など男女平等意識は社会的にも高まってきていると考えられ、ジェンダーの研究も盛んになってきている。 そこで、小学校現場での参与観察を通して、ジェンダーの問題を子どもの学ぶ姿から捉え、ジェンダーフリー教育の視点に沿った支援とはどのようなものかを考えたい。

1620以降



A会場に合流

18:00よりホテルセンチュリーイカヤ(直江津駅付近)にて懇親会を予定しております。詳細は12月15日までにホームページ(http://www.rinkyokyo.com/)にて紹介いたします。


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